オブジェクト・プラグイン・ビューア

オブジェクトの技術要素

C言語
AT&T社のベル研究所で開発され、日本でもJIS規格で標準化されてます。
モジュール単位でプログラムを記述するため開発効率が高く、移植性が良い特色があります。

C++
C言語をオブジェクト指向(OOP)に改良した言語でC言語の機能をほとんど利用できます。
機能的には、C言語より変数宣言の位置の自由度が高くなり、スコープ解決演算子・オーバーロード・クラスなどが拡張されアプリケーション構築に適した言語

JavaとJavaアプレット
　JavaはサンマイクロシステムズがC++をベースとして開発されたオブジェクト指向型プログラミング言語です。
プラットフォームに依存せず、WindowsやMacOSなど異機種のPCでも実行できる点がもっとも優れています。
ソースコードは機種に依存しませんが、実行するにはインタプリンタ(JVM：Java Virtual Machine)が必要となります。現在、IE、NN(Netscape Navigator)にはJVMが標準装備されています。
　Javaアプレットは特にWebブラウザ上で動作するものを呼びます。アニメーションや音声、動的な機能性や双方向性をHPにもたらしてWebブラウザ上で実行できます。

JavaScript
サンマイクロシステムズとネットスケープが共同開発したスクリプト言語でブラウザ上で実行されます。
Javaの文法を参考にしていますが、互換性はなく、Javaインタプリンタは必要ありません。
html内に<script>タグで書込み、ブラウザが備えているインタプリンタで実行します。IE3.0NN2.0以降。

Jscript
マイクロソフトが開発したインターネット用スクリプト言語でJavaScript同様にHTML内に組み込みブラウザで実行されます。
ECMA(欧州電子計算機工業会)標準のECMAscriptに準拠。

ActiveX
wwwに関するマイクロソフトの技術の総称。 Webページの静的(static)から動的(active)なものに変えていく技術群をいいます。
クライアント側
　ActiveX　(サーバからプログラムをダウンロードして実行するもの)
　ActiveXスクリプティング　(Webページを記述)
　Active Movie　(各種フォーマットのビデオを再生するもの)
サーバ側
　ISAPI　(Webサーバ用のAPI)
　ActiveXサーバスクリプティング　(サーバプログラムを記述)
　ActiveXサーバコントロール　(ActiveXコントロールをサーバ側で実行するもの)

VBScript
マイクロソフトが開発したオブジェクトに基づいたスクリプト言語でVBAのサブセットになっています。
当初は対話的なWebを作成するためでしたが、その後、ASP(Active Server Pages)によりWebサーバ上でもVBScriptを使った処理が可能になりました。WindowsNT4.0OptionPackやWindows98ではWindows Scripting Hostとよばれる機能が導入され、MS-DOSバッチ処理に相当する部分を記述する言語としてもVBScriptが使われています。

プラグイン
様々なマルチメディア形式を扱えるためのサードパーティ製のソフトで、直接Webブラウザ上で実行します。多くはダウンロードする際には、ファイルを一度にロードせず少しずつディスクキャッシュに取り込み、ストリーミングメディア形式でダウンロードと再生が同時に行われます。またオフラインでインストールされるものもあります。
プラグインが実行されると、フルスクリーンで表示するもの、Webブラウザ内で埋め込み表示するもの、バックグランドで非表のものなどがあります。

プラグイン名	開発会社	機能	説明
RealPlayer	リアルネットワークス	音声や映像のリアルタイム再生	ストリーミング形式を開発しRealaudioとRealVideoを統合
ShockWave	マクロメディア	アニメーション、音声、画像などマルチメディアの受信・再生	対話型ゲームやマルチメディアインターフェイスを表示。コンサート、ラジオなどを流す
Flash	マクロメディア	アニメーションやムービーの再生	Shockwaveと一緒にダウンロードされる。拡大・変形による画像劣化がなくファイルサイズは小さい。
QuickTime	アップル	動画再生	ビデオ映像や音声ファイルをデジタル方式で保存し、再生
QuickTime VR	アップル	3次元画像の実現	2次元画像を3次元に拡張し、対話的なやりとりも可。
MediaPlayer	マイクロソフト	音声や映像のリアルタイム再生	ストリーミング音声、映像の再生。オンデマンドコンテンツの再生。FM並の高音質
VRML	-	インターネット上で扱う3DCGを記述するための言語仕様	3次元空間表現に加え、音声、動画、テキストを同時に表現できる

ビューア
コンピュータに特定ファイルを開くプログラムがない時に利用します。基本的にファイル閲覧のみの機能で編集機能は設けられていません。どの環境でも同じレイアウトで表示する必要性は高いのです。
Microsoft PowerPoint Viewer
Powerpointアプリケーションがない場合でも、Viewerでスライドショーの実行でプレゼンができます。

Adobe Acrobat Reader
PDF(Portable Document Format)形式のファイルを読み込む閲覧用ソフトです。OSに依存しない読込可能なソフトで圧縮率が高く、どのプラットフォームでも書式情報を維持し、転送できます。

ブラウザによるビューア
Word, Excel, PowerPoint などで作成したファイルをWebブラウザ上で見ることができます。

ファイル形式

ファイル形式	拡張子	説明
AIFF (audio interchange file format) AU MIDI WAV (Waveform)	.aiff .au .midi .wav	NNやIEでサポートしている音声ファイル形式
EPS (Encapsulated PostScript)	.eps	異なるOSやアプリケーション間で画像ファイルの転送・取り込みに使用される形式。 PICT(Mac用)、TIFF(IBM互換PC)、EPSI(プラットフォームに依存せず)の3種類のプレビュー形式を提供
TIFF (Tagged Image File Format)	.tiff .tif	医療用画像やDTPに広く使用されている形式。グレースケール、8/24ビットカラー、モノクロ。
RTF (Rich Text Format)	.rtf	MSが規定した世界標準の形式で、文字書式情報付のテキストフォーマット。RTF形式に対応するワープロ同士なら異なるOS上で、文字データおよび装飾の書式もやりとり可。