馬鹿と四丁目 試聴
曳山巡行の時の基本となる曲です。
「ばか」「しちょうめ」などと呼びます。
四丁目は仕丁目などとも書き表します。
大廻と返し
巡行の際、下り坂や曲がり角で演奏される曲で、曳山のスピードを押さえ、注意を喚起するため比較的静かでゆっくりとした曲調です山巡行の時の基本となる曲です。
「おおま」「かえし」などと呼びます。
額・大蛇と大馬
祭礼の日、それぞれの町(山蔵)を出発する時と水口神社の神前で奉納演奏する曲。
額は 主として松原町など東部の各町で伝承されています。
また、大蛇は同じく神前奉納曲で東部のうち「額」を演奏しない平町などで伝承されています。
大馬は大蛇と通ずる曲で主に西部の町で伝承されています。
「がく」「おろち」「おんま」などと呼びます。
また額は楽などとも書き表します。
八妙と屋台 試聴
水口囃子の中で最も勇壮なテンポの速い曲で、宮入り(神社に走り込む)の時や上り坂、巡行中のハイライト場面で演奏されます。日本の祭り囃子には珍しいリズムを持ちテンポも速い曲で、近年水口囃子が全国的に知られるようになった代表格の曲です。
「やたえ」「やたい」などと呼びます。
以上が現在に伝承されている曲ですが、明治の末頃までは「神楽囃子」など多くの曲が演奏をされていて、興にのれば「伊勢音頭」や「江州音頭」なども演奏し、曳山を曳く人、見物人と一体となって大いに盛り上がったと伝えられています。
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